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桃子主将

みなさん、お元気ですか………と言われるのは私の方ですね。なんとか生きていました(^_^;)

 



 私のブログもそろそろほとぼりが冷めて忘れられているであろうと思っていたら、先日ひょんなことから私のブログの読者にお会いしまして、どうもほったらかしでは具合悪いようなので、更新することにいたしました。読者がいらっしゃることはとても有難いことではありますが、それ相応の自覚を持たなければと、少々反省した次第であります。



 先日名古屋に行ってまいりました。THE QUEENSという女子プロゴルフツアー(欧州・豪州・韓国・日本) 対抗戦がありまして、その観戦&応援に馳せ参じたというわけです。

この競技結果は新聞・TV等で既報のとおり、日本のLPGAが優勝したのですが、相変わらずタイムリーならぬ記事を載せるのが当ブログの特徴(^_^;)でありまして、つらつらと印象的であったことなどを書いてみようというわけであります。



 この競技はレギュラーツアー競技とは全く異なる印象の、実に出色の大会でした。通常ゴルフ競技は個人競技ですから、誰が優勝するかが最も興味の対象になるわけですが、この大会に限っては、国・地域の団体戦であり、選手もその国・地域の優勝をめざして戦うことになります。いつもは特定の選手を応援しているファンも、その選手が所属している各ツアーの選手を応援することになります。これはレギュラーツアーをよく観戦するものとしては少々戸惑う観戦でありまして、もちろん目の前のいつも応援している選手に注目するのですが、他の選手の成績もとても重要なので、否が応でも全ての組の成績が気になってくるわけです。このことはゴルフ大会のあり方として、ある重要なことを教えてくれているような気がします。通常ならやっと予選を通った同士のパーティーはほとんどギャラリーもつかず、注目もされません。選手本人は必死に順位をあげようと頑張っていることでしょうが、残念なるかな、その大会の華々しさからは縁遠いところにいます。しかし、この大会は、どの選手も、どのパーティーも注目をされます。なぜなら、どの選手もその成績がその大会の結果と直結するからです。ギャラリーは全てのパーティーの動向に目を向けますし、選手も自ずと気迫のこもったプレーになります。毎回優勝パットのような慎重なライン読みをする選手たちをみて、その気迫が伝わってきました。



 もう一つ大きく特徴的なことだったのは、この大会がすべてマッチプレーで行われたことでした。ゴルフクラブのチャンピオンを決める大会でも、多くのクラブで本選はマッチプレーが行われていますが、それに参加した人曰く、マッチプレーは麻薬のようである……とのこと。つまりそれだけ面白い(らしい)  その面白さが何かといえば、やはりストロークプレーには無い相手との駆け引きということになります。どちらが先に打つか、攻めるのか安全策を取るのか、どちらがUPしているのか、あるいは残りホールがどれ位あるのかといった様々な状況によって、そのプレーが変わらざるを得ないマッチプレーという競技は、興味の尽きない、見ごたえのある試合形式であります。国・地域の対抗戦、そしてその争いがマッチプレーによって行われたことによって、この第一回THE QUEENSは、またぜひ第二回を観戦したいと思える、とても魅力的な大会となりました。



 さて、我が応援する上田桃子プロは、この大会に日本チームのキャプテンという大役をもって臨みました。キャプテンという重責が決まって以降、桃子プロは睡眠不足や食事も喉を通らない状況であったとのことです。なぜそれほどに思いが強かったといえば、それは、渡米した際キャディーバックに日の丸を掲げ続け、いつも日本人プレーヤーとしての意識を持ち続けた桃子プロであればこその重圧であったと思います。しかし、逆に言えば、日本チームは主将として最善の人を選んだといえるでしょう。ツアー全ての試合を個人競技のライバルとして戦う選手、皆独自の強烈な個性と特長がある選手を、日本チームとしてまとめ、必ず勝つという強い信念で団結して勝利に導いたキャプテンシーは、日頃の桃子プロの思いの賜物であったと思うのです。



 最終日、最後のパーティーとしてスタートした桃子プロは、韓国の強豪パク ソンヒョンとのマッチでした。おそらくギャラリーの三分の一の人は日韓どちらかの国旗を身に着けていたでしょう。一打一打に両国の声援が響きました。ゴルフ観戦でこんな光景は初めて目にしました。それは上田桃子対キムソンヒョンではなく、明らかに日本対韓国の試合なのです。残念ながら桃子プロはこの試合でポイントを獲得出来ませんでした。しかし、優勝が決まり、日本チームの輪の中で桃子プロが高々と宙に舞って、さわやかな笑顔がはじけました。共同インタビューで日本の選手が口々に主将を称え、桃子プロはたまらず顔を覆って涙が止まらなかったそうです。桃子プロの強く熱い思いが実を結んだ、私たちファンにとっても、深く心に刻まれる試合でした。



日本チームはそれぞれの選手が将来につながる貴重な体験をしました。なかんずく桃子プロは望んでもなかなかチャンスがない、かけがえのない貴重な経験をさせてもらいました。来シーズンはきっとこの日本チームの選手を中心に、一層白熱した競技が繰り広げられることでしょう。



遅ればせながら、日本チーム、優勝おめでとう!



        桃子主将、優勝おめでとう!



終わり



 



 



 



…………………………………………ではなく、いまごろ桃子プロは3ツアーズという試合を千葉でプレー中です。今年最後の観戦に行きたかったのですが、家のガス工事があって行けませんでした(急に下世話な話でスンマセン(^_^;) )これからTVで観戦しようと思います。



桃子プロ、今年一年お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。



ご両親はじめスタッフの皆様、桃ファンの皆様、今年一年お世話になりました。



ありがとうございました。



 



当ブログ読者の皆様へ  長いことほったらかしですいませんでした。



 



皆様、よいお年を…………………(まだ早いかな?)



 



 



 



 



戦いの終わった10番グリーン



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お披露目……ポン!

文章では伝えきれないこと。………ポンの素顔!

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少々すまし顔!

よろピク!


ポンのこと

 以前、私が留守の時、弟夫婦が扉を開けっ放しにしていたため野良猫が侵入し、大変な目にあったことをお話しました。家の周りには野良猫が多く、私が確認した個体だけで十数匹はいるのですが、今年の初夏の頃、一匹の野良ちゃんと仲良くなり、つまり餌付けに成功したわけです。野良猫というのはとても警戒心が強く、最初は餌くらいでは見向きもせず、人の姿をみればこそこそと逃げ去っていたのですが、その内の一頭はなぜか警戒心が薄く、餌を投げれば食べてくれるようになりました。食べてくれればこっちのもの(何が……?) 私が餌をくれる人間だということを理解させるのに時間は掛かりませんでした。その後二人の、いや一人と一匹の友好関係は少しづつ、しかし確実に深まってゆきました。私が帰ってくる車の音を聞きつけて、必ず玄関でお出迎えをするようになりました。まあ、別に私を慕ってのことではなく、餌が目当てなのは十分承知しているのですが、勿論悪い気はせず、スーパー等へ行くと、ついペット売り場の方へ寄っては、色々な物を買ってきてしまいます。おかげで我が家のエンゲル係数はうなぎのぼりの様相を呈し、ひょっとしたら餌付けされたのはこちらではないか……などと思ってみたりもするのです。


 この子はポンと名付けました。ポンは夕方になると玄関のなかに置いた電気カーペットの上で時間を過ごします。最初の頃、玄関の扉を閉めたら閉じ込められたと思ったのか、すごい勢いで鳴いたりしたのですが、今では扉を閉めた方が落ち着くようで、ふんぞりかえって朝まで熟睡しています。無警戒で寝ている姿を見るとこちらも癒されるのですが、餌を食べて満腹になると一応お化粧(毛づくろい)などして、すぐ御就寝になられます。ですから、なるべく餌を与えるのを遅らせるようにしています。なぜなら、ポンは(というより猫の習性でしょうが)、早く寝ると朝も早い……(人間もそうか) ポンは朝起きるやいなや、「朝飯まだか!」「外に出せ!」とわめきたてます。夜型の私と朝型の猫という、同棲するには少々めんどうな生活が続いているのであります。



そこに居るべき人



 

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右下の看板、よく読めないな(^O^)

 

 

 

 LPGAツアー最終戦、宮崎カントリークラブに行ってきました。今年の後半は急用や父の一周忌法要があったりと思うに任せぬ観戦でしたが、どうしても桃子プロの最終戦だけは見たいと思いました。それはもちろん初のメジャー奪取の期待も有りましたし、一つでも多くのバーディーをとって欲しいという応援の意味もありました。しかし、その一方で、成績は二の次という気持ちも心の片隅にありました。(ファンとしてあるまじき発言ですな……御免なさい)

このLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップという試合は、今年ツアーで優勝した選手、あるいは獲得賞金25位以内の選手だけが参加することができる、つまり今年活躍し、今年女子プロゴルフ界でひときわ光彩を放った選手のみが出場できる試合です。昨年桃子プロはやっとの思いで(勝負強いということですが) シード権を獲得しました。日本ツアー復帰の決断は大変な思いがあったと思います。桃子プロが渡米した頃にはまだ中学生、高校生だった若手の台頭もありました。日本に帰ってきたからといって、成績の保証がある訳ではありません。実際、今年前半の試合は予選落ちも多く、日本女子オープンには予選会に出て、その夢を絶たれるという経験もしました。

しかし、この最終戦、桃子プロは今年度二勝、獲得賞金10位という成績で出場しました。桃子プロの実力をもってすればこのリコーカップは出場して当然……との見方は、言われるまでもなく私もそのように思いますが、今年だけは私は特別の思いをもっていました。日本ツアー復帰一年目、やはり桃子プロは宮崎に居た! といった感慨と嬉しさがあったからです。

今回の観戦はのっぽくんも双眼鏡も持って行きませんでした。球がどこに飛んだとかラインがどうだといったことよりも、桃子プロが宮崎の最終戦をプレーしている姿を見たかったからです。キャディーの梅さんと楽しそうに会話したり、バーディーパットを何回も外して悔しがったり、最終日の17番でやっと入ったバーディーパットに本当に嬉しそうな笑顔で手を挙げたり……そんなプレーをリコーカップで見れるのは、それが桃子プロの一年の頑張りの賜物だと思うんですね。私は宮崎で桃子プロがプレーをしていることが嬉しくて、それで成績はともかく……なんて言い方をしたけど、この会場に居るべき人が居るといった嬉しさはやはり格別でした。

 

桃子プロ、今年一年お疲れ様でした。ぜひ来年は大目標ではありますが、達成に向けて頑張ってください。

桃子プロの応援を通じて、御両親、御家族やスタッフの皆様、ファンの皆さん、今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。

 


日本女子オープンIN滋賀

 滋賀県、琵琶湖カントリー倶楽部で行われた日本女子OPゴルフに行ってきました。練習日は写真を撮りに、競技は桃子プロの応援観戦、いつものことではあります。

写真はあまり撮れませんでした。数年前に行った和合の時と比べると、撮影可能のエリアが実に狭く、ガッカリでした。勿論選手が練習に専念出来ることが最優先の練習日ではありますが、ギャラリーにとっては平日ということもあり、本当に限られた数年に一度の大チャンス(休みを取るのは一大決心を要する)なのであります。せめて1ホール位はプレーの撮影が出来ればと思いました。

 

 さて、桃子プロのプレーであります。

 「神は試練を与え賜うた」

 これが全体を通じての印象です。ゴルフに運不運は付き物ですし、桃子プロだけに不運が重なった訳でもないでしょう。運も実力のうち…と言われると果たしてそうか?とも思いますが、少なくとも優勝する人はその日運にも恵まれないと勝てません。桃子プロの成績を運不運だけで云々してはいけないと思いますが、それにしても不運が重なって、それがリズムを悪くした遠因になったのは否めないことだと思います。

パットが入らなかった! たしかに難しいグリーンですから、桃子プロに限らず、多くのプロが短いパットを外しては天を仰いでいました。しかし、6mも7mもあるようなパッティングで僅か数センチ外れたのを技量の無さと捉えると悩みは迷宮の泥沼に陥ってしまうと思うんですね。そんなことを悩むんだったら楽しいお食事の場を設けたほうがずっといいんじゃないかと……。

勝とうと思って勝てるほど甘い世界ではないけれど、噛み合えばキャット・レディースのようなゴルフもある、良いゴルフをしていると思いました。今年あと12勝有ったって不思議じゃない。出来れば伊藤園でその一勝をお願いしたいと思います。

「勝とうと思って勝てるほど甘くない」 と言った舌の根も乾かぬうちの無理難題() なんていい加減な私。だから桃子プロの真摯な誠実さに惹かれるのかな。

土曜日のラウンドが終わったあと、近江八幡市の水郷地帯に行きました。夕暮れの写真を撮って、日没まで試しに竿を出しました。釣りに夢中になっていると、空が見事な夕焼け。慌てて車に戻り、再び三脚やカメラをセットし直しました。のんびり釣りなどしてる場合じゃなかった。刻々と景色が変わり、その中であわてて撮った一枚です。

 

 

 

 

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ツキは突然やってくる。油断大敵。思い知りました。

 

 


優勝!

 何から書けばいいのだろう。やっと渋滞を乗り越え帰宅したものの、今だに頭が沸騰していて、整理が出来ない。

 

そんな訳で、先ずは一枚の写真から…

 

 

 

 

「優勝」

 

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 表彰式が終わった頃から、皆携帯でパチパチ撮り出しました。

「撮影禁止」………………建前はどこへやら、優勝というものの威力は凄まじく、皆興奮状態。私もつい「遅れてはならじ!」と、カメラを取り出して撮りはじめました。(赤信号、みんなで渡ればなんとやら)

優勝ということの持つ意味の大きさ、本当に実感しました。

 

 

あっ、すいません。相当はなしが混乱してますね。なにぶん、まだ興奮が続いているものですから…。

 

改めて御報告いたします。

本日、上田桃子プロは、ミズノ優勝以来苦節三年、切望し渇望した「結果」を出し、大箱根カントリー倶楽部で行われたキャットレディースを、見事「優勝」しました。

 ファンがどれほどこの日を待ち望んだことでしょう。関係者の方々がどれほどこの日を待ち望んだことでしょう。御家族の方々、御両親がどれほどこの日を待ち望んだことでしょう。だから、本人の気持ちは察して余りあるものだったに違いない。本当に皆さん、おめでとうございます。

そして、桃子プロ、おめでとう、と同時に有難う。余りに万感迫って、他に言葉が見つからないです。

 

「おめでとう!」

「ありがとう!」

 

 

 


軽井沢

 軽井沢、夏、避暑地、……昔のイメージは何処へやら。今や日本中どこへ行っても暑いですね。だから涼しさを求めてではなく、熱い熱いプレーを見ようと、軽井沢のゴルフ場に行ってきました。NEC軽井沢72ゴルフトーナメントは金曜日から日曜日まで三日間競技ですが、その予選ラウンド二日目と決勝ラウンドを見ることができました。

 もちろん、私の場合は桃子プロだけしか見ませんので、誰が優勝したとか、どんな優勝争いだったのか……なんてことは、家でテレビを見てる人以上のことは何にも分からないのでありますが、カットラインが2アンダーといったハイレベルの予選も、二日目最後まで頑張って無事通過。決勝ラウンドの桃子プロのプレーも見られたので、ギャラリーとしては夏休みの最後の締めくくりとして良い思い出になりました。

 

 さて、桃子プロですが、今回も沢山の印象に残るプレー、感じたことなどがありました。特に印象に残っているのは、二日目の最終ホールのパットです。このパーパットを入れなければ予選落ちほぼ確定の2mほどのパット。絶対入れ!とこれほど念じたのは、ミズノの優勝を決めたパット以来かもしれません。一打の重さを痛切に感じたパットでした。

 桃子プロはどうも上がりのホールにドラマを持ってくる人のようで(笑)最終日も、前半後半共に最終ホールで山場がきました。前半最後の18番ホール(裏街道だったのですな) それまで2バーディーを獲り、惜しいバーディーパットを幾度となく外しながらも危なげなくパーを重ねてきたそのセカンドショットは、大きく左に曲がり、なんと池ポチャ! これには仰天しました。なぜなら、今日は調子がいいと確信しはじめていたからです。さすがに意気消沈、ボギーを覚悟しました。ところが、その池の縁から打った4打目は、高く上がってグリーンエッジの先にぽとりと落ち、スルスルと転がって見事にカップイン。白日夢を見た思いでした。

 後半もショットは冴え渡り、ほとんど毎ホールバーディーを狙える位置にオン。グリーンを外しても見事に寄せて難なくパーセーブ。後半で一つしか獲れないまま迎えた最終9番ホール、なんとか最後はきっちりバーディーで締めくくって欲しいとの願いを込めた50ヤードほどのアプローチは、グリーン手前のラフへ……。これを入れに行ったのか、やや強く入ってカップを2メートルほどオーバー。バーディーを狙ったホールは一転パーセーブが危ぶまれるピンチのホールに……。前日の予選通過を決めたパットも痺れましたが、このパットも重要なパットでした。それまで果敢にチャージし続け、バーディーパットの山を築いてきた桃子プロでしたが、最後にボギーではせっかくの今日の頑張りが台無しになってしまいます。なんとかノーボギーで上がって欲しいと念じたパットは、見事にカップに吸い込まれました。

 

 既報のとおり、最終日は-3、上位猛追を夢見たファンは、何ホールものバーディーパットの残骸の前でうなだれる……と思いきや、全く違うのですな。

青息吐息でやっとかろうじてパーセーブを重ねたノーボギーと、今回最終日のノーボギーは全く別物です。結果云々の前に、全くゴルフが違うのです。本当に素晴らしいゴルフを見させてもらいました。

 

 以上遅ればせながらの観戦記でありますが、追加を少々。これはよくサプリメントの広告などで、愛用者のご意見といった画面の下の方に小さくでる「あくまで個人の感想です」といった類のものですので、ほんまかいな? 程度に聞き流していただいて結構なのですが、桃子プロについて感じたことを書いてみたいと思います。

 

 先ず、大人になったこと()  そりゃ、人は年齢とともに大人になりますわなぁ……って、そういうことじゃなく、言い方を変えると、太くなったってことかな。逞しくなったというか……。

 ご存知のとおり、賞金女王を獲得した翌年から今まで、ほとんどは苦難の連続でした。それを乗り越える力になった印象深い幾つかの優勝はあったけれど、周囲の期待や自分の思いと、それに反比例するような成績とのギャップのなかで、もがき苦しんだ6年間だったように思います。だから、先日桃子プロのブログのなかで、「ガハハッって笑うんだ」という文章があったのだけれど、「ついにこんな境地まで到達した」という思いが溢れ、感動しながら読ませてもらいました。

「ちょっとやそっとじゃビクともしないぜ!」

この文章はそう言っていました。いや、私にはそう聞こえました。

幸か不幸か、経験せざるを得なかった6年間は、実に逞しいアスリートを生み出したのだと思いました。(あくまで個人の感想です)

 

もう一つ、これは軽井沢で感じたことですが、桃子プロは若返りました()

変な言い方ですいません。つまり、ゴルフに対する取り組み方に、まるでデビューした頃のようなひたむきさを感じました。ラウンド中は、完全にゴルフにのみ向き合って、真摯にプレーをしている感じを受けました。(あくまで個人の感想です)

 もちろん本人に聞いたわけではありませんし、聞けるものでもありません。見聞きした断片から感じ取っただけのことですから、真偽のほどは全く違うのかもしれません。つまり(あくまで個人の感想です) という訳です。ですからついでにもっと言ってしまうと、新人、ベテランを問わず、優勝経験など問わず、現在日本に在籍する女子プロゴルファーの中で、最も真剣にゴルフと向き合っている一人が、上田桃子プロだと思います。すでにツアー9勝を挙げ、ベテランの域にも達しているプロが、初心からゴルフと向き合ってプレーしています。トーナメント会場に行くと、現在調子の良い、賞金ランキング上位の選手のプレーを見ることが出来ます。彼女たちのプレーも真剣勝負で見ごたえがあるでしょう。残念ながら、上田桃子プロは現在目立った位置にはいません。しかし、今トーナメント会場に足を運ぶと、デビューの頃の、一直線にゴルフを見据えた眼をした上田桃子プロがいます。当時の桃子プロを見逃した方、会場に行くなら今です。(あくまで個人……しつこいですね)

 

 久し振りに訪れた軽井沢は、成長して若返った桃子プロがいました。益々目が離せなくなった今年後半戦であります。

 

 

 


身体がおかしい!



 皆さん、ご無沙汰しております。



ブログの更新も、少々間が空くと尚更億劫になるという今更ながらのサボり症ではあるのですが、初夏から真夏にかけて、体調も最悪の状態でありました。



 まだ梅雨の真っ最中の頃、栃木県の池で釣りをしたのですが、半ズボンで行った為に、ブユの猛攻にあいました。ブユというのは、高原地域の水の綺麗な環境下で、初夏の頃だけ発生する11.5mmくらいの虫ですが、これに刺されると後で大変なことになるのです。私はそのときブユという虫のことを知らなくて、足の痒みも、なにか小さな蚊でもいるのかな程度にしか思っていませんでした。しかし、帰る頃には痒みがどんどん拡がっていきました。翌朝目覚めて足をみると、膝から下は無数の発疹とともにパンパンに膨れ上がり、一歩歩くたびにその張り詰めた皮膚が悲鳴をあげました。その刺された跡を数えてみると、両足で100箇所近くもあり、その酷い惨状と自分の無神経さに、只只呆然と呆れるばかりでした。



 東京に帰って、さっそく皮膚科の病院に行きました。その頃にはどこが刺されたのか判らないほど赤黒い部分が足全体に拡がって、我ながら見るに耐えない状態。ステロイドの強力な塗り薬と、寝る前に飲む錠剤をいただいてきました。さすが、お医者さんの薬、よく効きました。二回ほど通院して、もう行かなくても大丈夫だろうと思えるほど回復してきました。



 と思ったのも束の間、また事件が起きました。某コンビニで買ってきたチーズケーキを冷蔵庫に入れ忘れ、慌てて食べたら全身にジンマシンが……。その痒いこと痒いこと! 慌てて件の皮膚科へ直行。



先生「どうですか。痒みは落ち着きましたか?」



私 「先生、実は今日はブユじゃないんで…」



 さすがに恥ずかしく、消え入りそうな声で説明しながら全身を見てもらう私。



今まで一度も皮膚科のお世話になったことはなかったのですが、なぜか一気にご厄介になることに…。



 それにしても、この時の痒さはほとほと参りました。あまりの痒さに一睡も出来ず、日の出近くなってやっと眠気が痒さに勝って寝入る日が続きました。暗い部屋で、睡眠不足の朦朧とした頭で身体のあちこちをポリポリかきながら、いつまでこんな日が続くのだろうと考えると、実に暗澹たる気分になり、いつも極めて楽観的な私もさすがに落ち込み、しょんぼりもしてみたいところでしたが、あちらこちらから湧き上がる痒みに、私はまたポリポリとかきだすのでした。



 痒さというものは、痛いとか苦しいといった傍目から見て一大事というようなものではないので、案外当事者以外は切迫性、重大性を感じられず、ともすれば笑いの対象にすらなりかねないものですが、今回の体験は実に激烈なものでした。



 そんなある日の夜、発症して三四日経ったころでしょうか、あることを思い出しました。



「そういえばブユの時もらった飲み薬が残っていたな。試しに飲んでみるか」



相変わらずポリポリと体中をかきながら、回転力の鈍った私の頭が、ふとブユの時の薬を思い出したのです。



さっそく飲んでみると……あら、不思議! 30分も経たないうちに痒みがほとんど無くなりました。お医者さんから戴いた蕁麻疹用の薬はまったく効かなかったのに、ブユの薬は魔法のように効きました。



「あぁー、ブユに刺されていて良かった!」 いえ、そんなことは思いませんでしたけど、痒みを感じない…つまり当たり前の状態がどれほど幸せなことなのか、大袈裟かもしれませんが、本当に泣きたくなるほどの当たり前の有り難さでありました。



 春には左肩の筋膜が骨から剥がれかけて、思わぬ重症でした。MRIを撮ってみたら、二箇所も剥がれかけていて、朝は痛さで目覚める日が続きました。ある日など、夢の中で落としたものをキャッチしようとして、思わず左腕を動かしたのでしょうね、激痛に悶絶しそうになって起きたこともありました。左腕が全く後ろに回せないものですから、蕁麻疹のときは尚更の歯がゆさでした。この左肩の治療は今も整骨院に通っていますし(整形外科はあてになりませんでした) 、伊豆にトーナメント観戦に行こうと思っていたら突然熱を出してそれどころではなくなったり、今年は本当に身体の変調が多いです。これも寄る年波のせいでしょうか。



 そういえば男性の平均寿命が80歳を超えたそうな…。これを喜ばしいニュースと捉える向きも多かろうとは思いますが、私は逆に暗澹たる思いを持ってしまいました。もし私が平均寿命まで生きられたとしても…



 「なんだ、あと二十年足らずしか生きられないじゃないか!」



60余年も生きていると、その二十年がいかに短いか身をもって体験しているだけに、余命幾ばくもない心境()にもなったりするのであります。





 そんな状態ですが、釣りに足繁く通ったりして、社内では内勤の私が外勤の営業の方より真っ黒に日焼けしているので、すこぶる健康そうに見えるようで、どうもバツが悪いと言いますか、体調不良の説得力がまるで無いといいますか、



もうすこし青白くひ弱なイメージを出したいところなのですが()





 今日は友達のお誘いで大井のツィンクル競馬に行ってきました。後半からナイターになるので、夕涼みがてら、馬の写真でも撮ってやろうと思って御つき合いすることにしました。ところが、第一レースから競馬に夢中になってしまい、カメラを取り出したのはメインレース前の一レースだけ。幸いプラスで終わることができましたが、重い思いをして持っていったレンズもほとんど使わずじまい。ビールと競馬に夢中の、ただのギャンブルおやじになってきました。





唯一撮った写真はカラーよりモノクロのほうが良かったので、これは収穫でした。





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 遠出する機会もないので、庭の草花を撮っては気を紛らせている毎日です。







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 桃子プロのこと、書きたいこと、た~くさん有るのですが、とりあえず軽井沢でプレーを見てからにします。また長くなってしまいそうなので…










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