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桃子主将

みなさん、お元気ですか………と言われるのは私の方ですね。なんとか生きていました(^_^;)

 



 私のブログもそろそろほとぼりが冷めて忘れられているであろうと思っていたら、先日ひょんなことから私のブログの読者にお会いしまして、どうもほったらかしでは具合悪いようなので、更新することにいたしました。読者がいらっしゃることはとても有難いことではありますが、それ相応の自覚を持たなければと、少々反省した次第であります。



 先日名古屋に行ってまいりました。THE QUEENSという女子プロゴルフツアー(欧州・豪州・韓国・日本) 対抗戦がありまして、その観戦&応援に馳せ参じたというわけです。

この競技結果は新聞・TV等で既報のとおり、日本のLPGAが優勝したのですが、相変わらずタイムリーならぬ記事を載せるのが当ブログの特徴(^_^;)でありまして、つらつらと印象的であったことなどを書いてみようというわけであります。



 この競技はレギュラーツアー競技とは全く異なる印象の、実に出色の大会でした。通常ゴルフ競技は個人競技ですから、誰が優勝するかが最も興味の対象になるわけですが、この大会に限っては、国・地域の団体戦であり、選手もその国・地域の優勝をめざして戦うことになります。いつもは特定の選手を応援しているファンも、その選手が所属している各ツアーの選手を応援することになります。これはレギュラーツアーをよく観戦するものとしては少々戸惑う観戦でありまして、もちろん目の前のいつも応援している選手に注目するのですが、他の選手の成績もとても重要なので、否が応でも全ての組の成績が気になってくるわけです。このことはゴルフ大会のあり方として、ある重要なことを教えてくれているような気がします。通常ならやっと予選を通った同士のパーティーはほとんどギャラリーもつかず、注目もされません。選手本人は必死に順位をあげようと頑張っていることでしょうが、残念なるかな、その大会の華々しさからは縁遠いところにいます。しかし、この大会は、どの選手も、どのパーティーも注目をされます。なぜなら、どの選手もその成績がその大会の結果と直結するからです。ギャラリーは全てのパーティーの動向に目を向けますし、選手も自ずと気迫のこもったプレーになります。毎回優勝パットのような慎重なライン読みをする選手たちをみて、その気迫が伝わってきました。



 もう一つ大きく特徴的なことだったのは、この大会がすべてマッチプレーで行われたことでした。ゴルフクラブのチャンピオンを決める大会でも、多くのクラブで本選はマッチプレーが行われていますが、それに参加した人曰く、マッチプレーは麻薬のようである……とのこと。つまりそれだけ面白い(らしい)  その面白さが何かといえば、やはりストロークプレーには無い相手との駆け引きということになります。どちらが先に打つか、攻めるのか安全策を取るのか、どちらがUPしているのか、あるいは残りホールがどれ位あるのかといった様々な状況によって、そのプレーが変わらざるを得ないマッチプレーという競技は、興味の尽きない、見ごたえのある試合形式であります。国・地域の対抗戦、そしてその争いがマッチプレーによって行われたことによって、この第一回THE QUEENSは、またぜひ第二回を観戦したいと思える、とても魅力的な大会となりました。



 さて、我が応援する上田桃子プロは、この大会に日本チームのキャプテンという大役をもって臨みました。キャプテンという重責が決まって以降、桃子プロは睡眠不足や食事も喉を通らない状況であったとのことです。なぜそれほどに思いが強かったといえば、それは、渡米した際キャディーバックに日の丸を掲げ続け、いつも日本人プレーヤーとしての意識を持ち続けた桃子プロであればこその重圧であったと思います。しかし、逆に言えば、日本チームは主将として最善の人を選んだといえるでしょう。ツアー全ての試合を個人競技のライバルとして戦う選手、皆独自の強烈な個性と特長がある選手を、日本チームとしてまとめ、必ず勝つという強い信念で団結して勝利に導いたキャプテンシーは、日頃の桃子プロの思いの賜物であったと思うのです。



 最終日、最後のパーティーとしてスタートした桃子プロは、韓国の強豪パク ソンヒョンとのマッチでした。おそらくギャラリーの三分の一の人は日韓どちらかの国旗を身に着けていたでしょう。一打一打に両国の声援が響きました。ゴルフ観戦でこんな光景は初めて目にしました。それは上田桃子対キムソンヒョンではなく、明らかに日本対韓国の試合なのです。残念ながら桃子プロはこの試合でポイントを獲得出来ませんでした。しかし、優勝が決まり、日本チームの輪の中で桃子プロが高々と宙に舞って、さわやかな笑顔がはじけました。共同インタビューで日本の選手が口々に主将を称え、桃子プロはたまらず顔を覆って涙が止まらなかったそうです。桃子プロの強く熱い思いが実を結んだ、私たちファンにとっても、深く心に刻まれる試合でした。



日本チームはそれぞれの選手が将来につながる貴重な体験をしました。なかんずく桃子プロは望んでもなかなかチャンスがない、かけがえのない貴重な経験をさせてもらいました。来シーズンはきっとこの日本チームの選手を中心に、一層白熱した競技が繰り広げられることでしょう。



遅ればせながら、日本チーム、優勝おめでとう!



        桃子主将、優勝おめでとう!



終わり



 



 



 



…………………………………………ではなく、いまごろ桃子プロは3ツアーズという試合を千葉でプレー中です。今年最後の観戦に行きたかったのですが、家のガス工事があって行けませんでした(急に下世話な話でスンマセン(^_^;) )これからTVで観戦しようと思います。



桃子プロ、今年一年お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。



ご両親はじめスタッフの皆様、桃ファンの皆様、今年一年お世話になりました。



ありがとうございました。



 



当ブログ読者の皆様へ  長いことほったらかしですいませんでした。



 



皆様、よいお年を…………………(まだ早いかな?)



 



 



 



 



戦いの終わった10番グリーン



 三好C10番.jpg



 


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とりおやぢ

ほぼ一年ぶりの更新ですか…。私もでした(笑)
元気に遠征されて歓喜の瞬間に立ち会われ何よりでした!
願わくば人に託すのでは無く自ら旗を掲げて私もあの場に居たかった(>_<)
桃主将の得難い経験を皆で祝ってる空気を共有したかった。
来季の大会、桃ちゃんは主将か否かに関係無く大会そのものに関わらずには居られないでしょうね。
来季こそは、おっちゃんはじめ皆さんと歓喜を共有したいです。
by とりおやぢ (2015-12-20 11:10) 

おっちゃん

とりおやぢさん、こんばんは
御無沙汰しています。
いろいろ準備をしていただき、ありがとうございました。お陰様で皆で力を合わせて応援できました。
来期は何回も歓喜の瞬間に立ち会いましょう。
今年一年ありがとうございました。
by おっちゃん (2015-12-20 21:09) 

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