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身体がおかしい!



 皆さん、ご無沙汰しております。



ブログの更新も、少々間が空くと尚更億劫になるという今更ながらのサボり症ではあるのですが、初夏から真夏にかけて、体調も最悪の状態でありました。



 まだ梅雨の真っ最中の頃、栃木県の池で釣りをしたのですが、半ズボンで行った為に、ブユの猛攻にあいました。ブユというのは、高原地域の水の綺麗な環境下で、初夏の頃だけ発生する11.5mmくらいの虫ですが、これに刺されると後で大変なことになるのです。私はそのときブユという虫のことを知らなくて、足の痒みも、なにか小さな蚊でもいるのかな程度にしか思っていませんでした。しかし、帰る頃には痒みがどんどん拡がっていきました。翌朝目覚めて足をみると、膝から下は無数の発疹とともにパンパンに膨れ上がり、一歩歩くたびにその張り詰めた皮膚が悲鳴をあげました。その刺された跡を数えてみると、両足で100箇所近くもあり、その酷い惨状と自分の無神経さに、只只呆然と呆れるばかりでした。



 東京に帰って、さっそく皮膚科の病院に行きました。その頃にはどこが刺されたのか判らないほど赤黒い部分が足全体に拡がって、我ながら見るに耐えない状態。ステロイドの強力な塗り薬と、寝る前に飲む錠剤をいただいてきました。さすが、お医者さんの薬、よく効きました。二回ほど通院して、もう行かなくても大丈夫だろうと思えるほど回復してきました。



 と思ったのも束の間、また事件が起きました。某コンビニで買ってきたチーズケーキを冷蔵庫に入れ忘れ、慌てて食べたら全身にジンマシンが……。その痒いこと痒いこと! 慌てて件の皮膚科へ直行。



先生「どうですか。痒みは落ち着きましたか?」



私 「先生、実は今日はブユじゃないんで…」



 さすがに恥ずかしく、消え入りそうな声で説明しながら全身を見てもらう私。



今まで一度も皮膚科のお世話になったことはなかったのですが、なぜか一気にご厄介になることに…。



 それにしても、この時の痒さはほとほと参りました。あまりの痒さに一睡も出来ず、日の出近くなってやっと眠気が痒さに勝って寝入る日が続きました。暗い部屋で、睡眠不足の朦朧とした頭で身体のあちこちをポリポリかきながら、いつまでこんな日が続くのだろうと考えると、実に暗澹たる気分になり、いつも極めて楽観的な私もさすがに落ち込み、しょんぼりもしてみたいところでしたが、あちらこちらから湧き上がる痒みに、私はまたポリポリとかきだすのでした。



 痒さというものは、痛いとか苦しいといった傍目から見て一大事というようなものではないので、案外当事者以外は切迫性、重大性を感じられず、ともすれば笑いの対象にすらなりかねないものですが、今回の体験は実に激烈なものでした。



 そんなある日の夜、発症して三四日経ったころでしょうか、あることを思い出しました。



「そういえばブユの時もらった飲み薬が残っていたな。試しに飲んでみるか」



相変わらずポリポリと体中をかきながら、回転力の鈍った私の頭が、ふとブユの時の薬を思い出したのです。



さっそく飲んでみると……あら、不思議! 30分も経たないうちに痒みがほとんど無くなりました。お医者さんから戴いた蕁麻疹用の薬はまったく効かなかったのに、ブユの薬は魔法のように効きました。



「あぁー、ブユに刺されていて良かった!」 いえ、そんなことは思いませんでしたけど、痒みを感じない…つまり当たり前の状態がどれほど幸せなことなのか、大袈裟かもしれませんが、本当に泣きたくなるほどの当たり前の有り難さでありました。



 春には左肩の筋膜が骨から剥がれかけて、思わぬ重症でした。MRIを撮ってみたら、二箇所も剥がれかけていて、朝は痛さで目覚める日が続きました。ある日など、夢の中で落としたものをキャッチしようとして、思わず左腕を動かしたのでしょうね、激痛に悶絶しそうになって起きたこともありました。左腕が全く後ろに回せないものですから、蕁麻疹のときは尚更の歯がゆさでした。この左肩の治療は今も整骨院に通っていますし(整形外科はあてになりませんでした) 、伊豆にトーナメント観戦に行こうと思っていたら突然熱を出してそれどころではなくなったり、今年は本当に身体の変調が多いです。これも寄る年波のせいでしょうか。



 そういえば男性の平均寿命が80歳を超えたそうな…。これを喜ばしいニュースと捉える向きも多かろうとは思いますが、私は逆に暗澹たる思いを持ってしまいました。もし私が平均寿命まで生きられたとしても…



 「なんだ、あと二十年足らずしか生きられないじゃないか!」



60余年も生きていると、その二十年がいかに短いか身をもって体験しているだけに、余命幾ばくもない心境()にもなったりするのであります。





 そんな状態ですが、釣りに足繁く通ったりして、社内では内勤の私が外勤の営業の方より真っ黒に日焼けしているので、すこぶる健康そうに見えるようで、どうもバツが悪いと言いますか、体調不良の説得力がまるで無いといいますか、



もうすこし青白くひ弱なイメージを出したいところなのですが()





 今日は友達のお誘いで大井のツィンクル競馬に行ってきました。後半からナイターになるので、夕涼みがてら、馬の写真でも撮ってやろうと思って御つき合いすることにしました。ところが、第一レースから競馬に夢中になってしまい、カメラを取り出したのはメインレース前の一レースだけ。幸いプラスで終わることができましたが、重い思いをして持っていったレンズもほとんど使わずじまい。ビールと競馬に夢中の、ただのギャンブルおやじになってきました。





唯一撮った写真はカラーよりモノクロのほうが良かったので、これは収穫でした。





0A7A5359T③大井.jpg







 遠出する機会もないので、庭の草花を撮っては気を紛らせている毎日です。







0A7A5287T350サルビア①.jpg







 桃子プロのこと、書きたいこと、た~くさん有るのですが、とりあえず軽井沢でプレーを見てからにします。また長くなってしまいそうなので…










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hideta

大変でしたね。100か所はすごい。
2010年の軽井沢で、私は初めてブユの存在を知りました。
桃子プロの、朝の練習を見てるときに、噛まれていたようでその時はちょろっと出血してたのですが、どうしたのだろうと思っていたら、仲間にブユだということを教えてもらいました。早速、虫よけスプレーを借りて、露出してる箇所に吹きかけそれ以上噛まれることはなかったのですが、翌日以降も当分痒く、なかなか治らなかった記憶があります。
人生初の軽井沢は、桃子プロの記憶よりブユに噛まれたことが印象に残ってます。
明日から軽井沢ですね。
観戦行かれるのですね。
先週のMeiji、結果よりも、瀧澤さんが桃子さんの体調不良を大変心配されていたことが気になります。
体調が回復しているといいのですがね。

現地での応援、宜しくお願いします。

by hideta (2014-08-14 18:40) 

おっちゃん

hidetaさん、こんばんは
まったくえらい目にあいました。
体調の心配な桃子プロを、体調不良の私が応援してきます……
……で、いいのかな?

by おっちゃん (2014-08-14 22:59) 

とりおやぢ

散々な目に会いましたね。痒みは既に落ち着かれたのでしょうが肩の方は如何ですか? そもそも筋膜が剥がれたなんて完治するの?と心配になります。とりあえず明日軽井沢で合流させて貰います(・_・;
by とりおやぢ (2014-08-15 09:02) 

おっちゃん

とりおやぢさん、今日はお疲れ様でした。18番ホールのパーパット、久びさシビれました。パットイズマネー!大きな大きな一打でした。もっとも、こんなに追い込まれるほど悪いゴルフではなかったから、桃子プロは不本意でしょうけど、早上がり出来たラッキーもあったから、明日につなげてもらいたいですね。
by おっちゃん (2014-08-16 21:28) 

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